2017年11月10日
【読了】怖い絵/中野京子
現在東京の上野の森美術館で行われている「怖い絵展」
連日大盛況の様ですね
私も時間があればぜひ行ってみたい展覧会ですが、残念ながらそんな時間は取れなさそう…
ということで、せっかく興味を持ったので本だけでも読んでみようかと。

見た瞬間からその絵に描かれている空気の怖さを感じるものや不気味なものから、一見すると全然怖く感じないものまで22作品が紹介されています。
これのどこが怖いの?という絵は解説を読むと…
人間の裏の怖さ、歴史の怖さ、運命の怖さetc

これらがさりげなく、けれど見るものに伝わるように暗号のように描きこまれている絵もあれば、正々堂々描いたがために政治的なことで大変な目に合ったものまで。
こういった絵は芸術であり、ちょっとジャーナリズム的なところもあったのかな、と。
今まで感じていたよりももっともっと、画家たちには熱い思いや、ち密な計算があったのだと。
解説は歴史的な背景から、宗教的な話、画家の数奇な運命など、多方面から語られているのも興味深く、一枚の絵から今まで知らなかった世界が見えてきます。
こちら、シリーズで出ているので次の本も読んでみます!
あー、ますます展覧会に行きたいっ

Posted by まみにゃんこ at 00:14│Comments(0)
│本
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